[ワシントン 20日 ロイター] ホワイトハウスによると、経済の健全性改善を示唆する兆候が増えているにもかかわらず、ブッシュ米大統領は依然として国内経済について懸念を抱いている。
フライシャー報道官は、「大統領は、失業者や失業可能性が残る産業の就労者が立たされている苦境を引き続き心配している」と述べた。
さらに、「今後何カ月間にもわたり、経済の健全性について良い兆しとなるような経済統計が引き続き発表されるだろう。加えて、景気回復の力強さについて好ましい兆候が増えており、大半のエコノミストは、昨秋の減税のタイミングの良さが現在の回復につながったとみている」と付け加えた。
同報道官は、失業率は5.5%近辺の水準を維持しており、特に西海岸北部では高くなっていると指摘したうえで、「大統領は、雇用を伴わない景気回復ではなく、雇用の満たされた景気回復を実現させたいと考えている」と語った。