朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)系の国内在住者を主体とする、破たんした朝銀近畿信用組合(神戸市)の岩城本臣・金融整理管財人は20日、大阪市内で記者会見し、2500億円余りの公的資金を3月末に申請することを明らかにした。
朝銀近畿の事業を引き継ぐミレ信組(大阪府、奈良県、和歌山県) 京滋信組(京都府、滋賀県)、兵庫ひまわり信組(兵庫県)は、貸出金計約915億円、預金量計約1520億円を継承する予定。6月の営業開始を目指すが、預金量は、破たん前の2000年3月時点での約6400億円から大幅に減少する。
記者会見に同席した兵庫ひまわりの姜昌先・発起人代表は「健全で透明性を確保した信組を目指したい」と決意を語った。