知的財産戦略会議は20日の初会合で、6月下旬までに4回の本会議を開き、2005年までに関係省庁が取り組む具体的な行動計画などを盛り込んだ「知的財産戦略大綱」を作成することを決めた。大綱のたたき台を作るため、会議メンバーの民間有識者で構成する起草委員会の設置も決定した。
初会合には小泉純一郎首相のほか、関係閣僚9人と、座長に就任した阿部博之東北大学長ら民間有識者11人が参加。起草委員会の委員長に中山信弘東大教授、委員に荒井寿光
・知的財産国家戦略フォーラム代表、阿部座長、大山永昭東工大教授、桑原洋日立製作所取締役を選んだ。
首相はあいさつで「知的財産の創出、保護と活用は経済活性化を実現するための重要なポイントであり、まさに国家戦略として取り組むべき課題。この会議で知的財産立国を目指す施策を活発に議論してほしい」と表明した。
# 荒井寿光氏は、元「特許庁長官」だし。