東京証券取引所と日本証券業協会は20日、空売り規制などに違反した証券会社4社に対し、過怠金(罰金)を科すなどの処分を下した。いずれも金融庁から行政処分を受けている。
クレディ・リヨネ証券に対しては、証券取引所に対する空売り明示義務などに違反したとして、東証が1500万円、日証協が700万円の過怠金を科した。明示義務違反などに加え、一任勘定取引も発覚したベアー・スターンズ(ジャパン)証券には、東証が500万円、日証協が2500万円の過怠金を科した。日興ソロモン・スミス・バーニー証券に対しては、東証が戒告、日証協がけん責。ドイツ証券に対しては、東証は業務改善報告書の提出を求め、日証協はけん責処分とした。