柳沢伯夫金融担当相は20日午後の参院財政金融委員会で、前日に来日していた米大統領経済諮問委員会のハバード委員長が、日本政府がデフレ対策に盛り込んだ株式空売り規制を批判したことに関し「基本的に米国と同じような規制内容にしたので、とがめ立てされるようなことはない」と反論した。柳沢金融相は前日にハバード氏と会談した時間が短く、空売り規制に関する話は出なかったと説明した上で、「(時間があれば)正しい理解をお願いしたかった」と語った。
空売り規制導入の株高に対する効果があったかについては、これまでも株価動向の要因分析などはしてこなかったと説明した上で、「マーケットが決めること」と答えるにとどめた。