(回答先: マイヤー元FRB理事:日本の景気後退は世界的な問題ではない(ワシントン3月18日ブルームバーグ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 3 月 19 日 15:15:17)
【ワシントン=共同】
マイヤー元米連邦準備理事会(FRB)理事は18日、ワシントンでの日本経済に関する討論会で「円安を追求することが、日銀が金融政策を通じて景気を刺激できる唯一の方法だろう」と語り、量的金融緩和の拡大を通じた円安を容認する姿勢を明確化した。
1月末に任期満了で退任したマイヤー氏は、在任中はグリーンスパンFRB議長と対等に議論できるただ1人の理事と評されてきた実力者だけに、円安容認論は外国為替市場での円ドル相場にも微妙な影響を及ぼしそうだ。
同氏は、日本が構造改革に取り組み、特に金融システムの弱さがある現状では、円安が欧米の貿易相手国から強い反発を招くことはないとの見方を強調した。
日本の金融システムについて同氏は、銀行が新規貸し出しを制限しているため「通常の仕組みになっていない」との認識を示し、この結果、日銀の金融政策の効果が限定的であることも併せて指摘した。