阪急百貨店は15日、35―58歳の社員を対象に募集した特別進路設計支援制度による早期退職に、全社員の11%に当たる487人が応募したと発表した。また、物流や施設管理部門などの280人が、グループ会社への転籍に応じた。これにより、3月末の社員数は17%減の3680人となる。
早期退職と転籍は、販売力の強化を柱とした4月の新人事制度の導入に合わせて募った。割り増し退職金などの支給に伴う特別損失は、当初予想より50億円多い約150億円になる見通しで、2002年3月期決算の業績見込みは確定次第、公表する。人件費の削減効果は、単体ベースで年間約20億円としている。
(3月15日20:22)