内閣府が12日発表した消費者心理調査(2月調査)によると、「今後1年間の暮らし向き」の見通しを指数化した生活不安度指数は、前回2001年12月の調査に比べ3ポイント改善の155となった。2001年8月以降、企業業績の悪化懸念などから急激な悪化が続いた反動とみられ、改善に転じたのは2001年6月調査以来4回ぶり。
同時に発表した「収入見通し」は「増える」と答えた人の割合が7.1%と、12月調査(7.9%)に比べ微減。「失業見通し」は「不安」と答えた人が73.8%となり12月(71.6%)より増加、過去最悪を更新した。「今後1年間の国内景気見通し」は「良くなる」とする回答が3.8%と1.5ポイント減少した一方、「悪くなる」との回答は66.5%と0.1ポイント増えた。
消費者心理調査は、全国の男女2200人を対象に「今後1年の暮らし向き」「今後1年の景気見通し」「今後1年間の物価」などを2カ月ごとに調査したもの。調査期間は1月30日から2月7日。