内閣府が11日発表した1月の機械受注統計によると、設備投資の先行指数になる「船舶・電力を除く民間需要」(季節調整値)は前月比で15.6%減少し、比較できる87年4月以来、最大の下げ幅となった。前年同月比では22.2%減で、8カ月連続で前年同月を下回った。
製造業は前月比5.5%減だったが、これまで堅調だった非製造業が同20.3%減と大幅に減少したことが響いた。外需は前月比で12.5%増と、2カ月連続で前月を上回っており、米国経済の底入れを背景に回復の兆しが見えている。
内閣府は「依然、設備投資は減少傾向にあり、02年度前半も低調に推移する可能性が高い」としている。(18:02)