国際市場の原油価格が5日大幅に高騰し、半年以来の最高を記録した。
5日、国際市場における原油の参考価格とされているロンドン北海ブレント市場では原油の先渡し商品価格は1バレル22.69ドルにのぼり、去年10月以来の最高となった。
また、ニューヨーク市場でも原油の先渡し商品価格は23.23ドルに上がり、半年ぶりの最高値だ。
現在、アメリカ、欧州の経済が回復し始めており、原油に対する需要が増える見込みだが、その一方で、オペック・石油輸出国組織の加盟諸国、それに非オペックの原油産出国であるノルウェーとメキシコはいずれも、第二四半期にも石油減産をつづけると表明している。
これが原油の価格上昇の主な原因だとされている。