★武者氏までがこんな「流された」な発言をするようになったか。確かに14000円タッチはするかもしれないが、その後どうなるかは言っていないわのう。
相場見通しの弱気派として著名な、ドイツ証券の武者陵司チーフ・ストラテジストが強気に転換したと市場の話題になっている。7日付のリポートの題名は「3月危機は封印された」。その理由として(1)米国景気の予想外の強さ→米国では未だにリセッションに入っていなかった。2002年は長期好況の年に。むしろ2003年〜2004年に本格的景気後退へ(2)日本当局の強烈な株価対策→人為的需給による危機封じ込め政策が功を奏す。株価が維持されれば、当面経済・金融不安は表面化せず。最悪が回避されれば、皆で当面の安定の構図を確認することとなろう。(3)センチメントの自律反転→弱気、危機到来に備えた投資家のポジションが、危機回避確かとなったことで大きく反転した。それによるモメンタムの好転は著しく、今後再びのセンチメントとモメンタムが悪化するためには、しばらくの時間とレベルが必要かもしれない。市場心理は2月央までの悪材料の最大限の織り込みから、好材料の織り込みに変化するーー。
そのうえで、今年3〜6月の日経平均は1万1000円〜1万4000円と予想。従来は8000円説を唱えていたのとは様変わりの見通しとなった。ただ、7〜12月には1万3000円〜8000円の予想と、完全に強気に転じたわけではなさそうだ。