滝沢ハム社長死亡、飛び降り自殺か 【読売新聞】
栃木県栃木市泉川町の食肉加工会社「滝沢ハム」の滝沢貞夫社長(58)が、同県今市市内の山中で遺体で見つかっていたことが4日、分かった。今市署は現場の状況などから飛び降り自殺の可能性が高いとみている。
同署などによると、3日午前10時ごろ、今市市瀬尾の六方沢橋で、通行人が橋の上に駐車している乗用車を見つけ、今市署や消防などが捜索した結果、同日夕、橋から約120メートル下方の岩場で滝沢社長の遺体を発見したという。
同社の長安正総務部長は滝沢社長の死亡について「ガードレールに衝突して交通事故で死亡した」と話している。
滝沢ハムは1918年に創業。製造・加工工場は東日本を中心に8か所、営業所は16か所ある。76年の国際食肉ハムオリンピックで同社製品が日本初の金メダルを受賞。昨春、同社製品の一部が感染源となり、病原性大腸菌O157の集団感染が発生している。
(3月4日20:08)