昭和シェル石油は14日、新美春之会長兼社長が3月28日付で社長職を退き、後任にジョン・S・ミルズ副社長が昇格する人事を発表した。新美氏は前社長が健康上の理由で辞任して以来、約4年間社長を兼任してきたが、会長職に専念して人事制度の見直しや人材育成などにあたる。
85年に昭和石油とシェル石油が合併して以来、社長職には生え抜きの日本人が就任しており、初めて外国人が社長に就くことになる。
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ジョン・S・ミルズ氏 78年ロンドン大院修了、シェル・インターナショナル・ペトロリアム入社。同社副社長を経て2001年3月から昭和シェル石油副社長。イギリス出身。48歳。
(2月14日21:57)