塩川財務相は、自民党の一部から出ている日銀法改正について、日銀と政府との関係をもう少し観察して考えるべき問題だと述べた。
衆議院財務金融委員会で古川元久委員(民主党)の質問に答えたもの。
塩川財務相は、「日銀法は改正されてから日が浅い。日銀が独立性を確保し、それが政府との関係で、どのようにして政策運営されているか、もう少し観察しないと日銀と政府との関係は断定できない。今のところ、日銀と政府との関係はあ・うんの呼吸があって、相応に協力関係を取ってきている」とし、「自民党の言うことを聞かなければ、改正というのは走りすぎている。日銀と政府との関係をもう少し観察して考えるべき問題だ」と述べた。
また、速水日銀総裁は、「新しい日銀法は、独立性と透明性という2つのことをはっきりさせてくれており、世界に誇るべき中央銀行法だと思っている」と述べた。