インターネット取引専業証券のDLJディレクトSFG証券は26日、株式の銘柄別に、どの証券会社がどれだけ売買したかを示す「手口情報」を、顧客にネット上で公開するサービスを始めることを明らかにした。きょう27日発表する。
株式の手口情報は現在、東京証券取引所が証券会社だけに公開しており、一般投資家向けにはリアルタイムでは公開されていない。しかし、一部情報がインターネットで流れ、投資家に思惑を呼び起こすこともある。DLJは「情報提供を充実させ、市場の透明度を高めたい」として、投資情報会社と提携し、独自入手した情報を公開する。
新サービスは28日から、午前と午後の取引の手口情報を売買代金の大きい50銘柄について公開する。値動きの大きさなどで、その日注目されている10銘柄については、取引時間中の情報も売買成立時の15分遅れで公開する。取引終了後の情報公開は2か月以内に100銘柄まで増やす。