02/26 16:58 朝銀への資金投入慎重に 超党派の会が申し入れ 政治23
共同
「朝銀問題を考える超党派の会」(会長・中山利生元防衛庁長官
)は二十六日午後、首相官邸で福田康夫官房長官に、朝銀の破たん
処理の際の公的資金投入は慎重に行うことなどを求める決議を手渡
した。
決議は、朝銀について「在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)への
不正融資や送金疑惑、実体のない架空名義預金など数々の問題が指
摘されている」と強調。朝銀問題は、日本の安全保障にかかわる問
題と指摘し「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対するわが国の
毅然(きぜん)とした姿勢を示す必要がある」としている。
その上で(1)架空名義の実体解明を進め、真正な権利者が不明
の預金には、判明するまで資金援助をしない(2)不正融資や送金
疑惑は、破たん処理後も徹底捜査し、真相を解明する―ことを求め
ている。中山氏によると、福田長官は「よく分かった。(政府も)
この方針で検討したい」と述べた。
(了) 020226 1658
[2002-02-26-16:58]