柳沢金融担当相は、総合デフレ対策について、金融庁として特に新しい施策は考えていないとした上で、既存の施策をより着実に実施していくことになる、との認識を示した
閣議後の会見で述べたもの。
柳沢金融担当相は、政府が27日にまとめる総合デフレ対策に関連して、「(特別検査の厳格実施などのほかに)そう新規的なものは考えていない。今までの施策をより着実にきちっとやっていくということだろう」と述べた。
また、柳沢金融担当相は、ダイエー8263.Tの再建計画で債権放棄などを含む主力3行(UFJ銀行、三井住友銀行8318.T、富士銀行)の金融支援額が従来の枠組みから1000億円増加して5200億円で決まる見通しになったことについて、「企業が世間から存在価値を認められ、再建計画が実現されていく可能性をしっかりみるよう銀行に繰り返し言っている」と語った。さらに、実現可能性のある計画なら、「市場も基本のところでは評価してくれる」と述べた。