(回答先: インフレ目標は不可能=日銀総裁(時事通信) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 26 日 12:04:28)
竹中経済財政担当相は、政府と日銀は緩やかな物価水準目標を共有しており、日銀にもそれなりの対応をして欲しい、との見解を示した。
閣議後の会見で述べたもの。
竹中担当相は、28日の日銀金融政策決定会合について、「改革と展望の中に、2年をメドにデフレを克服するとしている。政府・日銀で緩やかな物価水準目標を共有して持ったものであり、日銀にもそれなりの対応をしてほしい。政府・日銀が一体となって行う基盤はできている」と述べた。
ただ、具体的な政策に関しては、「政策手段は日銀が考えるべきだ」とし、「不良債権処理など政府のデフレ克服に対する決意をあらためて言って、日銀にもしかるべき対応を期待する」と語った。
また、25日の速水日銀総裁や塩川財務相との会談については、時々顔合わせをしており、金融情勢全般についての話をしたと述べた。
27日の経済財政諮問会議で取りまとめるデフレ対応策について、竹中担当相は、「(政府は)2年をメドにデフレを終息させるとしており、2年をメドにおいた長い闘いだ。27日の対応策だけで終わりではない。デフレ対応の最初の一歩だと思っている」と位置付けた。
そのうえで、焦点となっている公的資金の再注入に関しては、「今、特別検査をしており、金融庁はその結果公表も考えている。特別検査結果に基づき判断するのが手順であり、27日の対応策でもそうなるのが当たり前の話だ」と語った。
また、与党3党がまとめている独自のデフレ対策については、財政絡みの部分などは議論を行うことは難しいとする一方で、一致しているものについては、諮問会議で議論を深めたいとしている。
ダイエーの再建策について、竹中担当相は、「企業の資産査定に改善の余地があるということを示唆している。特別検査が進んでいることの証左でもある」とし、「マーケットに終息感を持って評価されているかどうかだ」と述べた。