(回答先: 教えてください 投稿者 教えてください 日時 2002 年 2 月 25 日 16:43:09)
今回のダイエーの再建に関するダイエー側の仕訳は簡単に書くとこういうことのようです。
減資の仕訳
【借り方】資本金○○ 【貸し方】未処理損失○○円
株式払込剰余金○○円
銀行からの債務株式化
【借り方】長期借入金○○円【貸し方】資本金○○円
株式払込剰余金○○円
第三者割り当て増資
【借り方】現金預金○○円【貸し方】資本金○○円
株式払込剰余金○○円
つまり、減資は100%減資でない限り、株主の持つ株式が紙くずになることはなく、単に帳簿の上の未処理損失の処理にすぎません。
但し、今回は減資に応じて株数の削減も行われるということなので(1000株が500株に)、将来配当が復活した時に、もええる配当の基準になる株数が減少してしまいます。また、銀行が債務の株式化やら、第三者割当増資で減資された分をカバーして大口株主となりますので、一般の減資された株主の株主総会での発言権は相対的に減少してしまいます。まあ、減資に併せて株式の999株削減にならなかっただけまだマシかもしれません。