小林内閣府審議官は、28日の日銀金融政策決定会合において、日銀にはデフレ措置を念頭においた金融緩和をお願いしたいと述べた。
定例会見で語ったもの。
デフレ対応策における金融政策に関して、小林審議官は、「13日の小泉首相の指示に5項目あり、最後に金融政策に対する要請・指示もあった。小泉首相の指示を踏まえ、政府としての考え方を日銀にも伝えていきたい」と述べた。
“政府の考え方とは何か”との質問に対して、小林審議官は、「政府の立場は、機動的かつ適切な金融政策をお願いしたいとうものだ。これまでも、デフレ阻止を念頭に置いた金融緩和をお願いしてきたが、今回もそういう考え方だ。デフレ阻止は、政府・日銀で認識が一致している」と述べた。
具体的な手法に関しては、「政策委員が決定会合で決めること。具体的なアクションについては言及しないようにしている」としたうえで、「金融施策セクターの外に資金が出て行かないことに問題がある。一層の知恵を絞らないといけないと思う」と語った。