<日興ソロモン・スミス・バーニー証券 チーフ・ストラテジスト 佐野一彦氏>
応札倍率は2.02倍、テールは4銭と、前回に比べて倍率は高いがテールは少し伸びた。
きょうの前場の段階で、最低落札価格が100円を割り込むのではないか、との声が聞かれていたこともあり、事前予想に比べれば比較的にしっかりしている印象だ。入札結果は既に織り込まれており、市場へのインパクトはない。
事前には投資家ニーズが心配されていたが、とりあえず1.5%台半ば、もしくは後半では、それなりの投資家のニーズがある。また、1.6%台になれば、セカンダリーで買いが入ることから、業者としては玉手当てということで、積極的に入札を行ったということだろう。