柳沢金融担当相は、金融機関の中小企業金融に対し、それぞれの経営判断を重視したい、と述べた。
衆議院予算委員会で民主党の五十嵐文彦委員の質問に答えたもの。
柳沢金融担当相は、五十嵐委員の地域金融の円滑化のための方策が必要ではないのか、との趣旨の質問に対し、「現実の金融機関は、自らの利益を上げるために中小企業金融に注力しなくてはならない、ということで努力している」としたうえで、「(金融機関の)それぞれの経営判断を重視したい」と述べた。
また、現在の金融危機勘定枠15兆円で十分なのか、との質問に対しては、「当面の危機対応に対しては十分な備えを持っている」と答えた。