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財務省が20日に実施した政府短期証券（ＦＢ）159回債の入札で、応札倍率が21.3倍と前回債（158回債、13日入札）の202.9倍から急低下した。「短期金融市場で３月末越えとなる金利が上昇しているのを背景に、ディーラーなどが応札に消極的だった」という。余剰資金を抱えた投資家が中心に落札したもようだ。平均落札利回りは0.0019％と過去最低水準に並んだ。落札結果発表後の業者間市場では「ゼロ％での取引が成立した」という。
東京金融先物取引所（ＴＩＦＦＥ）の円金利先物相場は下落。中心限月である６月物の清算値は19日より0.010安い99.855と、2001年12月７日以来の低水準になった。３月末越え金利の上昇基調を受けて1日を通じて売りが優勢だった。最も取引が多かった期近の３月物の売買高は２万3000枚程度と19日の３倍程度に膨らんだ。
全国銀行協会が公表した海外円ＴＩＢＯＲ（東京銀行間取引金利）は３月末越えとなる２カ月物以降の金利がすべて上昇した。３カ月物は19日より0.00417％高0.11417％となった。
円―円スワップ市場では短期ゾーンで「固定金利の払い・変動金利の受け」が活発だった。ブローカー経由の金利気配は２年物が19日より0.0100％高い0.1600―0.2000％、５年物が同0.0100％高い0.5900―0.6300％、10年物が同0.0025％低い1.4100―1.4500％だった。
市場関係者によると事業会社のＣＰ市場ではＪ―１格のリース会社が３カ月物を0.27％程度と19日より0.09％程度高い水準で発行したもようだ。譲渡性預金（ＣＤ）・銀行のＣＰ市場では午後も目立った発行はなかった。
〔ＮＱＮ〕
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