2002/02/20(水)
土木建築工事
山樋建設株式会社
自己破産申請
負債37億9500万円
山樋建設(株)(資本金3億3750万円、坂出市加茂町 442-6、登記面=坂出市加茂町 479、代表川井浩三氏、従業員43人)は、2月20日に高松地裁丸亀支部へ自己破産を申請した。
申請代理人は松浦明治弁護士(丸亀市塩飽町 7-2、電話0877-24-1166)。
当社は、1935年(昭和10年)6月創業、53年(昭和28年)5月に法人改組。建築工事26.0%、土木工事23.0%、舗装工事10.0%、アスファルト・合材販売及び不動産賃貸など41.0%を行い、ピーク時の92年3月期は年売上高約67億 700万円をあげていた。
一方、バブル期の積極的設備投資によって、グループの借入金が拡大していたうえ、当時メーンバンクだった兵庫銀行の経営破綻による信用不安などからも、資金調達余力は限界に達していた。また、2000年12月頃に計画していた所有不動産の売却が進んでいなかったうえ、整理回収機構に対する約6億円の返済が実質棚上げ状態であったことなどから、資金繰りは多忙化。加えて、取引先のブルージャパン(株)(既報2月5日掲載、負債20億円、坂出市)の倒産で当社に対する信用不安は一層増大し、先行きの見通しがたたなくなっていた。
負債は2001年3月期末では割引手形を含めて約37億9500万円だが、多額な簿外債務があるとみられていることなどから、破産手続きが進むなかで膨れることも予想されている。