2002/02/20(水)
パチンコ店経営
株式会社東洋リゾート
2回目不渡り
負債150億円
(株)東洋リゾート(資本金1億円、富山県高岡市姫野466、登記面=富山県富山市西宮113-2、西原順子社長、従業員25人)は、2月18日に新湊市農協(中新湊)で2回目不渡りを出し、事後処理を栃木敏明弁護士(東京都千代田区麹町3-3、電話03-3261-1615)ほか2名に一任した。
当社は、1988年(昭和63年)4月にリゾート開発を目的として設立された。その後休眠状態にあったが、関係会社でパチンコチェーン店を展開していた東洋観光(有)(1997年12月、和議、負債257億円)の事業を継承し再建するため同社を吸収合併した。債権債務を継承し、不採算店の整理など大幅な経営改善を行い、富山県内6店舗と県外2店舗体制を確立し、2000年12月期には年収入高約450億円を計上していた。
しかし、県外の大手企業の進出と長引く不況に伴い収益性は悪化。このため、2001年6月及び10月には5社に会社分割するなど経営改善に向けて模索を続けていたが、最近の極端な売り上げ低迷から遂に支えきれず、今回の事態となった。
負債は、金融債務を含め約150億円。