米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは19日、大和証券グループ本社と日興コーディアルグループの長期格付けを「Baa2」から「Baa3」に格下げした。「Baa3」はムーディーズの投資適格等級のうち最低。今後の見通しも「ネガティブ」に据え置いた。野村ホールディングスの格付けは「Baa2」のままとしたが、見通しを「ポジティブ」から「安定的」に変更した。
両グループが運用・販売しているMMF(マネー・マネジメント・ファンド)の安全性を高めるため、銀行劣後債など流動性の低い組み入れ資産を買い取るのに伴い、財務基盤が低下するとみている。
[毎日新聞2月19日] ( 2002-02-19-19:44 )