整理回収機構(RCC)は18日、1999年11月に経営破たんした小川信用金庫(本部・埼玉県川越市)の梅沢謙之元理事長(67)ら旧経営陣など15人を相手取り、「十分な担保を取らず、ずさんな融資を行った」などとして、約12億円の損害賠償を求める訴訟を、さいたま地裁川越支部に起こした。
訴えによると、同信金は94年5月から96年8月にかけ、東京都中央区のゴルフ場開発会社に開発資金として約52億円を融資、ほとんどが未回収となっている。また、92年3月、西東京市の不動産会社に、返済の見込みがない1億円を融資した。同信金は昨年1月、埼玉縣信用金庫(本部・熊谷市)に事業を譲渡。RCCは、総額2832億円の債権を小川信金から引き継いだ。
(2月18日20:28)
★都銀が破綻したら、ちゃんと経営者の責任を追及しろよナー。