(回答先: 「規制緩和」という劇薬を、副作用をまったく知らせずに、投与したのは誰だ! 投稿者 紅梅仙人 日時 2002 年 2 月 14 日 06:44:05)
紅梅仙人さん、初めまして。
「規制緩和」がもたらす害毒について実にわかりやすい書き込みで、とても参考になり、全面的に賛同します。
日本に「規制緩和」を持ち込んだのは、学者や経済界はとりあえず別にして、政治権力的には「戦後の総決算」を旗印に登場してきた中曽根康弘氏です。
「戦後の総決算」とは、社会主義的国家を新保守主義・自由主義国家に転換させる、“自国破壊”的な政策です。中曽根氏は、日本経済の破壊と乗っ取りを計るグループのインサイダーだと思っています。(新保守主義は、決して保守主義ではありません。どちらかといえば、寡占的自由主義や保守破壊主義という言葉がふさわしいものです)
「小泉改革」も「鳩山改革」も、その流れを汲むものです。
「規制緩和」と「グローバリズム」は、対のものだと思っています。
それぞれの国家内で「規制緩和」を行わせ、その後に「グローバリズム」を旗印にした“国際金融マフィア”が乗り込むという手法です。
「グローバリズム」は、かつての「自由主義」に変わるもので、金融資本主義になっていくなかで衣替えしたものだと思っています。