17日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、来日したブッシュ米大統領の父親が大統領として訪日した92年当時には自信に満ちて無敵を誇っていた日本が、今や大きく様変わりしたと報じた。
同紙は、10年前に米国のビジネスマンは日本式経営方法を研究したが、今度は日本が米国から講義を受ける立場になったと指摘。「10年前、スーパーマンだった日本の金融当局者たちは、今では物覚えが悪い世界の劣等生とみられている」と日本経済の弱体化を説明し、「世界は日本なしでもやっている。金融危機がない限り、世界の舞台での日本の重要性は次第になくなっていくだろう」との米銀関係者のコメントを紹介している。
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