坂口力厚生労働相は17日、サラリーマンらの医療費3割負担問題について「3割負担実施は社長命令で、係長がとやかく言う段階ではなくなった」と述べ、小泉純一郎首相の方針に基づく政府、与党合意に沿って2003年4月から実施する考えを強調した。これに対し、自民党の金田勝年厚生労働部会長は3割負担に反対する意向をあらためて表明。ただ、政府提出の関係法案が示されれば「しっかり受け止め、オープンに冷静な議論をする」と述べ、これまで先送りしてきた同部会を開催し、法案の事前審査に応じる考えを示唆した。
安倍晋三官房副長官は「強制的にお願いするより、しっかり議論してほしい」と、与党の事前審査手続き抜きに法案を提出する意向がないことを示した。
三氏はフジテレビなどの報道番組で語った。〔共同〕