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(回答先: 税収不足で国債増発、金利上昇か 投稿者 ファイナンシャル・ディテクタ 日時 2002 年 11 月 13 日 18:48:44)
日本経済の「デフレ不況」が解消せず、米欧のデフレ不況までが懸念されているなかで、税収不足による国債増発で長期金利が大きく変転するとは予測できない。
日銀は、直接引き受けができない代わりに、商業銀行にじゃぶじゃぶ日銀券を供給して国債を引き受けさせるだろう。
商業銀行も、有望な資金運用先が少なくて困っているのだから、少ないとはいえ他よりは安全だと判断している国債で利ざやを稼ぐしかない。
商業銀行は、“貸し剥がし”をしてまで、リスクゼロの国債に資産を転換して自己資本率の上昇をはかっている。
商業銀行が日銀券を必要とするようになれば、日銀は買い切りでも引き受けてくれる態勢が出来上がっている。
このような状況で、長期金利が大きく反転する可能性を予測するのは経済が見えていない人だ。
可能性があるのは、短期国債のウエイトが高まることである。
将来の金利上昇リスクに怯えている銀行に応えるためである。そして、それによって減少する利ざやを補うために国債の長短金利デリバティブまで用意しているのが財務省である。
※ 投資活動は自己責任でお願いします。
市場は、経済が見えていない人たちの寄り合い所でもありますから、何があってもおかしくありません。