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貨幣単位を下げる貨幣改革(デノミネイション・denominati o
n)が来年から本格的に推進され、早ければ2005年から、新しい 貨幣
が流通する可能性が浮上した。100対1のデノミネーションが施 行され
れば、現在の1万ウォンは、新しい貨幣の100ウォンに変わ る。
だが政府と金融界の中には、貨幣単位の変更は多くの混乱を招く恐れが あ
り、むしろ10万ウォンの高額券を作る事が急務だと指摘する向きも あっ
て、多くの議論が予想される。
韓国銀行は10日、銀行の自己あて小切手の一日発行枚数が516万枚 も
あって、発行費用が年間6000億ウォンに達していることから、今 年中
に「デノミネーション試案」をつくり、来年には公聴会と政府協議 を経
て、最終案を出すことにしたと明らかにした。
韓銀は、最終案が確定すれば、2年間の準備作業を経て、2005年か ら
新しい貨幣を通用させることができると説明している。
新しい貨幣が通用しても2〜3年間は、旧貨幣を共に使い、△旧貨幣を 新
しい貨幣に変える時にとく名を保障し、△旧貨幣と新しい貨幣の2重 価格
表示制などの措置をとると韓銀は付け加えた。
韓銀の朴昇(パク・スン)総裁は、「国内貨幣の単位がドルなど国際通 用
貨幣と比較する際、過度に高くなり、社会的、心理的費用が日増しに 高
まっている」とし、「貨幣単位を下げることが在任中の主要な目標 だ」と
強調した。経済協力開発機構(OECD)加盟国30国の中で、 対米ドル
為替レートが4桁以上で表示される国は、韓国とトルコの2カ 国に過ぎな
いというのが朴総裁の指摘だ。
デノミネーションを断行すれば、貨幣単位が下がり、高額券を発行する 必
要がなくなる。
韓銀によると、今年上半期の自己あて小切手は一日平均516万枚が発 行
され、99年の446万枚に比べて、29.3%増加している。
10万ウォンの小切手は、一日平均424万枚が発行され、99年の3
28万枚に比べて、29.3%増加し、全体発行枚数で占める比重も8
2.2%で、8.7%高くなった。
上半期に、自己あて小切手の取扱いに要した銀行の総費用は、2808 億
ウォンで年間では6000億ウォンに達すると推定される。
デノミネーションや高額券の発行は、韓銀が政府承認を得て推進する。
東亜日報 22:30 2002/11/11
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2002111175888