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ダボス会議の主催団体の世界経済フォーラム(WEF)は12日、80カ国・地域を比べた「2002年世界競争力報告」を公表した。後退を続けていた日本は昨年の21位から13位へ順位を4年ぶりに上げた。
マクロ経済政策や公的制度への評価は低下が続いたが「企業の革新性」で1位と健闘。「日本企業には技術面で競争力はある」と強調した。先行きに厳しい見方も多い日本国内から見ると意外ともいえる躍進となった。
競争力の3本柱のうち、日本は財政赤字(77位)、銀行の健全性(同)など「マクロ経済環境」が昨年の18位から29位に転落。会計基準の強さ(54位)、公的規制の負荷(53位)など「公的制度の効率性」も19位から25位に下がった。対照的に配点の5割を占める「科学技術」の総合評価が23位から5位に上昇したのが効いた。(ジュネーブ=清水真人)