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窮地にあえぐUFJ銀行とみずほ銀行の株が週明け8日の東証で投げ売りの波乱となった。
株価の終値は、UFJホールディングスが、前週末比2万3000円安の13万4000円、みずほホールディングスが同2万1000円安の14万8000円、といずれも年初来安値を下回った。両銘柄とも前場から下げ、後場に入って一層、個人投資家とみられる大量の売りに押された。
竹中平蔵金融・経済財政担当相の不良債権処理加速策が打ち出された先週7日、市場が注視するマンション大手、藤和不動産の経営支援策がまとまった。
しかし、市場では「藤和不動産への金融支援が“従来型”の先送りと、とらえられている」(準大手証券)もようで、一段と強い逆風が吹いている。
さらに、UFJは問題の『51社リスト』にある経営再建中のダイエーや大京、日本信販、日商岩井など多数の過剰債務企業をメーンバンクとして抱え、「経営不安説がくすぶる中、投げ売りを演じた」(同)という。
こうした中、みずほ銀行への不安感も増幅。金融庁が8日、同庁の査定と銀行の自己査定の格差を公表したほか、国際決済銀行(BIS)が銀行の自己資本比率に関し、不良債権分の積み増しを検討していると一部で伝えられたため、「銀行セクターに対し逆風が強まっている」(米系運用会社)格好だ。