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(回答先: Re: 80年代までは有効な理論です 投稿者 avan 日時 2002 年 11 月 09 日 17:36:08)
avanさん、こんばんわ。
米国経済がデフレ不況に陥ることで、「世界同時デフレ不況」が招来されると予測しています。
グローバル資本主義が帝国の完成にはいたっても、それは、国民経済とブロック経済を基礎にしたものになると考えています。
そのような世界でも、国際競争力の意味はそこそこ残るし、新製品開発力などの技術力の重要性も残ると思っています。
アジア地域に関しては、日本と中国のあいだでブロック経済の主導権争いが起きると予測しています。
そして、東南アジア地域は中国圏に入ることになるのではと思っています。
日本企業は、東南アジアや中国には拠点を既に確立しているので、それはそれとして受け止められばいいと考えています。
日本は、朝鮮半島(韓国・北朝鮮)とロシア(EUとの争奪戦)をまとめて上げて北東アジア経済圏の確立をめざすべきだと思っています。(中国北東部=旧満州もできればですが...)
>だとすれば、非効率産業の切り捨てなどもってのほかで、この先急務はエネルギー開
>発(メタンハイドレートなど)、食料生産の工業化など、経済的鎖国状態に耐えられ
>るような体力の獲得にあるんじゃないかな。
「世界同時デフレ不況」がブロック化を促進することになり、輸出の増加は期待しにくくなります。
資源など無いものは仕方がありませんが、国内で供給できるものは国内で生産する体制の構築は重要です。
日本は現在の経済構造から経済的鎖国を強いられるような政策に抵抗していかなければならないと思っていますが、「経済的鎖国状態に耐えられるような体力の獲得」という志向は必要です。
非効率産業の効率化は追求する必要があると思っていますが、その成果は、総労働時間の減少=“自由時間”の増加に還元されるべきだと思っています。