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デルコンピューター ホームページ
http://www.dell.com/jp/
DELL COMPUTER Nasdaq
http://finance.yahoo.com/q?s=dell&d=c
__情報技術産業が低迷するなか、デルコンピューターは順調だ。
「IT企業の多くはピークに比べ売上高が30%〜40%減少した。デルは、第三四半期で過去最高の91億ドルを達成した。これは主力のパソコンに加え、サーバーやソフトウェア、記憶装置などの企業向けの新しい製品群が伸びたためだ。」
__受注生産による「デルダイレクトモデル」のおかげだか。
「我々は、計画生産や押し売りはしない。市場の需要に応えるプル型のモデルだ。
だから過剰生産もない。しかし需要がなけければ売り上げが増えない。したがって我々は顧客満足度の向上を最大の経営目標としてきた」
__ネット販売など直販などでどうやって顧客満足度を高められるのか。
「利用者を分野別に分け、需要に見合う売り方をしている。中小企業、学校、病院、などの要望は様々。
トヨタ自動車などの大企業にはグローバルに専門チームを設けいている。GEの担当者は世界で150人近くいる。」
__最近は店舗での販売も始めた。
「これは日本法人の陳列販売方法を世界に採用したものだ。目で直接確かめたいという消費者もいる。しかし、注文は売り場の端末から直接するわけで、基本は同じだ。むしろこれで新しい顧客の獲得に成功した」
__その意味で日本から学ぶことはあるか。
「日本の顧客は常に最新の技術を求めている。先行指標ともいえる市場だ。10月末から日本で小型のデスクトップ型パソコンを真っ先に発売したのはそのためだ。」
__だが日本のシェアは5位に甘んじている。
「では何を持ってトップといえるのか。売上高だけ追うのは長続きしない。我々は顧客満足度、利益、売上高という順番でトップを目指している。顧客満足度ではすでに日本でも高い評価を得た。他社より伸び率が高ければ、いずれ売上高でもトップになれる。」
__パソコン以外で競争力を発揮できるか。
「パソコン市場でのデルのシェアは約16%だが、ソフトや周辺機器はまだ2%だ。しかし伸び率は高い。それは我々が誰よりも顧客のIT環境を知っているからだ。
米国のネットワーク機器市場では先端製品の分野で10%を獲得した.
新分野には専門の技術者を設けており、いずれはパソコン以外の売上高を半分にする考えだ。」
__ヒューレードパッカードとコンパックコンピューターの合併をどう見る。
「我々は合併や買収で規模を追うことはしない。勝ち組企業風土は合併から生まれてこない。50年後にも通用するよう自分たちのやり方に誇りを持ってまい進するだけだ。」
__IT産業が不況から脱出するのはいつか。
「IT投資の82%は企業需要だ。つまり景気は全体が好転しなければ本格的な回復はない。それに設備投資に占めるIT投資は90年代に10%から45%に高まり、伸び率が落ちるのは当然だ。しかし市場規模は大きい。その中で成長することが我々の戦略だ」