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l 株、9000円の節目は2番天井か?――「2大銘柄」依存に限界も
NAA 4610 : 2002/11/06水曜日17:07
【NQN】6日の日経平均株価は3日続伸したが、取引時間中に付けた
9000円の大台を終値で維持できなかった。10月以降、短期的な戻り局面
で大台を終値で回復したのは10月18日(9086円13銭)の1回のみ。今回
の戻り局面で突破できなければ、9000円の節目は「2番天井」という心
理的な重しとして強く意識されそうだ。
取引時間中で10月21日となる9000円台を回復したのは9時半過ぎ。91
00円の高値を付けた10時前の時点で、前日に続きストップ高(500円高
)となったアドテスト(6857)が相場のけん引役だった。ほぼ同時刻に
東エレク(8035)は570円高まで上げ幅を拡大。前日終値が5000円を超
えたことで制限値幅は500円から1000円に変更していた。この「値がさ
2大銘柄」を合わせた日経平均への上昇寄与度は一時的とはいえ前日よ
りも増した。ただ、その後は東エレクが下げに転じるなど両銘柄の伸び
悩みにも日経平均は歩調を合わせざるを得なかった。
日経平均の上昇幅に対する両銘柄合計の寄与度をみると、きょう6日
まで日経平均が3日続伸した期間は相対的に高い。この間、日経平均は
312円上昇したが、このうち両銘柄合計の寄与度は64円と、約20%を占
めた。前回、9000円台を回復した10月18日までの3日間の上昇時は3%
に満たなかった。
もっとも、アドテストが2万7940円の上場来高値(1999年12月30日)
を付けたころは、日経平均株価を算出する除数が現在(22.700)の半分
の10.743と小さかった。当時に比べ現在の寄与度は構成銘柄すべてに共
通して半分に減ったわけだが、アドテストと東エレクは株価水準そのも
のの低下もあって威厳が薄れていることは確かだ。
両銘柄が早期に息切れするようだと、日経平均が9000円台に乗せて安
定的に推移するには新たな支援材料が必要になる。日経平均の価格帯別
累積売買代金(2000年4月12日―2002年11月1日、新光証券調べ)をみ
ると、9000―9500円の価格帯に13兆円、9500―1万円で34兆円の厚い壁
が立ちはだかっている。「仮に今後米国株につれ高しても、日本株の上
昇ピッチは鈍る」(新光証券エクイティ情報部の三浦豊課長)との指摘
が出ていた。(松村伸二)
l 株、米国株依存型で年内は1万円が上値メド・村田氏
NAA 4534 : 2002/11/06水曜日16:20
【NQN】村田幹雄・UFJつばさ研究所投資調査部長 日経平均株価
は米株式相場の回復を背景に年内に1万円まで上値余地があると予想す
る。ただ、来年の1―3月期が景気のピーク期に当たるとみられ、その
後は再び上値の重い展開になりそうだ。
日経平均は6日、取引時間中に一時9000円台を回復したが、終値では
8900円台に押し戻された。9000円の節目が上値抵抗として意識されてい
るようだ。足元の株価の戻りは、総合デフレ対策の発表後、市場が具体
策待ちの状況だったところへ米株式相場が回復したことが支えているだ
けだ。日本国内に独自の上昇要因は見当たらない。
政府の政策論議を見ていると、市場が評価する抜本的な政策は打ち出
されないのではないかという不安さえ感じる。証券税制の簡素化が議論
されているが、税金を取る手法を簡素化するのではなく、税金を取らな
いといった思い切った政策が必要だ。それほど今の株式市場は元気を失
っている。
以上クイック