現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
長崎県は6日、近く入札予定の大型工事3件について、経営破たんが懸念されるゼネコンなどを排除するため、入札参加資格を制限すると発表した。金融機関の不良債権処理が今後加速することが予想され、公共工事を受注した業者が破たんした場合、地元の下請け業者など地域への影響が大きいためとしている。
経営状況を入札参加資格に加えるのは異例の措置。同県土木部は「企業からの反発も予想されるが、大規模な工事の中断で地元業者への悪影響があってはならず、自己防衛の手段だ」と話している。
入札制限案を発表前に国土交通省に打診した際、国交省側は難色を示したが、県側は「最終的には自治体の判断」と理解を求め実施に踏み切ったという。
対象は、長崎県新美術館の建築本体工事など県発注の一般競争入札対象工事(5億円以上)3件。具体的には、入札公告の参加資格要件に(1)直近の決算期で債務超過になっていない(2)1997年1月1日以降に1000億円以上の債務免除を受けていない――の2項目追加。業者に決算報告書などの財務諸表の提出を求め、チェックする。〔共同〕(18:28)