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【ワシントン5日=天野真志】
世界銀行は5日、2002年下半期の「東アジア経済報告」を発表し、日本の国内総生産(GDP)実質伸び率について、2002年が前年比1・0%減のマイナス成長、2003年が同0・8%増のプラス成長と予測した。4月の前回報告に比べると、2002年を0・2ポイント上方修正し、2003年は0・9ポイントの大幅な下方修正となった。
来年の下方修正の理由について世銀は、「米経済の先行き不安や日本の経済構造改革に遅れが見られるためだ」と説明している。
また、同報告は、東アジア経済の先行きも、日米欧の景気減速や世界的な株安などで「不透明感が強まる」と分析し、特に所得が高水準にある東アジア諸国では、深刻な景気下振れ懸念があると指摘した。
ただ、中国が7%台の高成長を維持することなどから、東アジア全体の成長率は2002年が前年5・4%増、2003年は同5・5%増と予測し、2001年(3・5%増)に比べて堅調な伸びを示すと見込んだ。
(11月6日10:59)