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自動車大手5社が24日発表した2002年度上半期(4−9月)の生産、販売、輸出実績によると、海外での売れ行きが各社とも好調だったことから、全社が生産と輸出で前年実績を上回った。
中でも主力の米国販売が好調なトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車は海外生産台数が過去最高になった。小型車「フィット」が国内で人気のホンダは国内の生産、販売でも過去最高を記録。「マーチ」などの新車を投入した日産は13年ぶりに生産、販売、輸出のすべてが前年を上回った。
トヨタの生産は国内が前年同期比1.9%増の167万6311台、海外が22.4%増の109万162台。だが国内販売は2.5%減の79万7922台で2年連続のマイナスと低調だった。
ホンダは国内生産が7.4%、海外生産が15.4%増えた。日産は国内外の生産、国内販売、輸出のすべてが2けた以上の大幅な伸びとなり、復活ぶりをあらためて印象付けた。
三菱自動車工業とマツダは国内販売は低迷したが、海外生産や輸出は増加。マツダは春以降発売した戦略車種の効果が出始め、9月は31カ月ぶりに生産、国内販売、輸出ともプラスに。三菱自も9月はすべて増加し、両社とも復調の兆しを見せた。