現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: デフレは意外と数年のうちに解決しよう 投稿者 Ddog 日時 2002 年 10 月 24 日 00:16:42)
Ddogさん、こんにちわ。
>デフレを克服しても中国が存在する限りデフレ。世界経済のデフレ克服は、中国の為
>替政策を何とかしなくてはならない。
短期的にはその通りですが、人民元安政策は、長期的には中国経済を脆弱なものにする“歓迎すべき”ものです。
中国政府が、人民元のレートを調整していく賢明な政策を採るほうが脅威だと考えています。
日本企業が“資本の論理”で中国に進出してそこで生産した製品を日本に輸出している愚かさが最大の問題です。
人民元安政策は、そのような行動を促進する“資本の論理”になることから問題とは言えます。
>そして米国を除く先進諸国の需要不足。これは米国が世界中のインフラを破壊する世
>界最終戦争作戦により解決か?戦争は武器兵器の需要を増すのでない。破壊して需要
>をつくるのさ。米国の対中国政策次第だけど、あと5年以内にデフレが解決する日が
>やってくるから心配なく。
破壊対象が日本でないことを願うのみです。(世界の需給バランスを回復するために供給を破壊するとしたら、日本が最適の標的です。中国には自前の自動車産業はなきに等しいのですから...)
米国の対日権益と対中権益のどちらが大きいかもそろそろまじめに計算した方がいいでしょうね。
第二世界大戦による破壊が戦後の経済成長を支えた最大の条件です。
しかし、戦後世界と違って、米国自身が“金欠病”に陥り、それに代わる“金満国家”もありません。
それは、破壊後の復興は長く厳しいものになるということです。
さらに言えば、今次のデレフが解消されたとしても、「大恐慌」→「第二次世界大戦」→「戦後復興」→「スタグフレーション」→「デフレ不況」というサイクルが無間地獄のように続くだけです。