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[ワシントン 23日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のグリーンスパン議長は、米生産性が1990年代中期以降、高い伸びを記録していることについて、今後数年間もこの傾向が続く可能性が高い、と述べた。
労働省とアメリカン・エンタープライズ・インスティテュートが共催する会合での、講演原稿のなかで明らかにした。
同議長はこのなかで、企業経営者に対し、コスト削減と新規設備投資を先送りすることで、生産性を無期限に押し上げられると期待することはできない、と警告した。
そのうえで、生活水準の向上に伴う労働生産性の向上は単に一時的、もしくは循環的要因に基づいているのではなく、継続が可能なものだとして、おおむね楽観的な見方を示した。
同議長は、「少なくとも、1990年代後半に起きた構造的生産性の向上ペース加速は、依然としてしっかりしていると結論づけることは妥当なようだ」と述べたが、政策当局としてはこの動向を注意深く見守らなくてはならない、と付け加えた。