現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
来日中のテーラー米財務次官は22日午後、都内で講演し、日本の金融機関の不良債権処理策について、竹中平蔵金融・経財相の「原則を支持する」と述べ、処理加速の重要性を強調した。
次官は(1)債権の正しい分類(2)十分な引き当て(3)自己資本の充実など、竹中金融相の原則は「常識的で、意味がある」と評価。改革にはコストが発生するが、問題を先送りすれば「かえってコストが増大する。先延ばしにする理由はない」と述べた。
また、日銀が通貨供給量の伸び率を維持し続けることが必要と指摘。同時に不良債権処理を進めて金融システムを健全化させれば、新規貸し出しが増えデフレが克服できると主張した。
整理回収機構(RCC)については、不良債権を幾らで買うかではなく、購入した債権を早期に売却して有効活用することが重要と発言。不良債権処理ビジネスに精通した米企業の事業機会が広がるため、米政府が処理加速を促しているとの見方には「外資系だけでなく日本企業にとってもチャンスだ」と否定した。