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テーラー米財務次官は21日、米国大使館で記者会見し「竹中平蔵金融担当相による不良債権処理の促進策を支持する」と語った。銀行に対する公的資金再注入については「日本政府が決めること」としつつ、「銀行経営を効率化し、規制・監督体制を改善するなど、銀行システムの強化を促すことを目的にすべきだ」と指摘した。
テーラー次官は日米金融協議に出席するために来日したもので、「日本経済は不良債権処理とデフレ脱却という2つの課題を達成し、潜在成長力を十分に発揮する必要がある」と強調した。その手段として「日銀による金融緩和策と、不良債権処理を通じた銀行システム健全化を同時に実施することが欠かせない」と語った。
小泉純一郎政権が近くまとめる経済対策については「問題解決に向けた最近の動きに我々は力づけられている。期待を持って見守っている」と繰り返した。
財政運営や減税の具体策に関しては「日本は中期的な財政赤字削減と、当面の景気テコ入れという2つの課題のバランスをとっている」と指摘するにとどめ、当面の政策への注文は避けた。
(20:28)