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小泉首相は、総合デフレ対策とりまとめに伴う補正予算編成について、今国会への補正予算案の提出は考えていない、と述べた。
衆議院本会議で首相所信表明演説に対する鳩山民主党代表の質問に答えたもの。
総合デフレ対策について、首相は、「政府として、総合デフレ対策を今月末にとりまとめる」と述べた。しかし、「今国会に補正予算(案)の提出は考えていない」と述べ、その結果、「現時点で、国債発行30兆円枠の問題は生じない」と語った。
また、総合デフレ対策については、「デフレを克服しながら、持続的な経済成長を実現するためには、政府・日銀一体となって取り組む必要がある」と述べた。そのうえで、「即効薬はない」とし、「行財政改革、金融政策、税制改革、規制改革、歳出改革については、予定通り、あるいは予定を早め、困難な状況を打開したい。もとより、雇用問題・中小企業対策などのセーフティネットは、しっかり対応策を取りまとめる」と述べた。
経済低迷の原因について首相は、「経済システムが時代の流れに対応できなくなったため」と述べ、「日本経済再生のために、構造改革なくして成長なしの路線を堅持する」と語った。