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☆日本の軽油と灯油の関係みたいなものか。
英国ではガソリンと軽油の値段はあまり変わらないのは合理的だが、これからは料理用油への課税も始まるカモ?
料理油で燃費をカット ドライバーの“生活の知恵”摘発(10/18)
【ロンドン=佐藤理恵】英国の道端で警察官が検問している。「飲酒テストかな?」と思ってドライバーが車を停めると、警官はドライバーには目もくれずに給油口へ。ふたを開けると揚げ物のようなにおいが立ち昇り、ドライバーはたちまちご用になった。
最近、こんな事件があったのは英国ウェールズの南西部、スウォンジー近辺。タイヤやライトの違反を調べようと、検問で停めた6台の車のうち、5台がディーゼル車用の軽油ではなく、料理用油にメタノールを混ぜた物を燃料としていたのが発覚した。料理用油は公道を走る自動車の燃料として課税の対象になっていないため、脱税行為として摘発された。
ドライバーが違法な「アイデア」を思いついたのは、「燃料費を節約したい」というのが動機のようだ。英国ではディーゼルの値段は1リットル約75ペンス(約146円)。これに対して料理用の油は、1リットル当たり30ペンス(約60円)程度。大衆紙ミラーなどは、逮捕者の話として「車は支障なく動いたし、燃料費は半分になったと話している」と伝えている。
各紙の報道によれば、料理用油のこんな“利用法”は、口コミでドライバーの間に広まっているという。大手スーパーのアズダ・スウォンジー店が、事件後に料理用油の販売量を調べたところ、1リットル32ペンスの自社ブランド料理用油の販売が近隣地域の店舗よりも大幅に増えていたことがわかった。このため、同店では顧客1人が買える料理用油の量を制限し始めた。
英間接税務局は事件後、「たいへん深刻な脱税行為」とし、厳しく摘発して行く姿勢を示した。これに対し、デイリー・テレグラフ紙などは「自動車燃料への課税は環境保護が目的なのに、再生可能なエネルギーである料理用油を燃料にすると脱税行為になるのはどこかおかしい」との内容の記事を掲載。英政府の環境政策を皮肉っている。