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ゴルフ場大手のエスティティ開発(東京・港、清水栄吉社長)は18日、東京地裁に民事再生法の手続き開始を申請したと発表した。会員からの預託金、債務保証を含めた負債総額は4922億円で、3月に会社更生法を申請した佐藤工業の4499億円を上回り、今年最大の経営破たんとなる。
東京地裁は申請を直ちに受理し、民事再生手続きを監督する監督委員に河野玄逸弁護士が就任した。大和証券SMBCが再生計画の資金を援助するスポンサーを募る財務アドバイザーとなり、今後、入札方式でスポンサーを決める。
18日に記者会見した清水栄吉社長は「多額の借入金による利払い負担で財務が悪化し、金融機関などからの債権回収圧力が極めて強くなってきた。会員のプレー権が保護されるよう全力を挙げる」と語った。
エスティティ開発は1981年の設立。千代田カントリークラブなど関東圏を中心にゴルフ場11カ所を保有する。会員数は約1万1000人。
(20:35)