現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
石油元売り大手の新日本石油はこのほど、米国のイラク攻撃懸念や、中東産原油価格が上昇していることなどを受けて、ロシア内陸部のウラル山脈西側で産出する「ウラル原油」を輸入することを決めた。同社がロシアから原油を輸入するのは今回が初めて。同社の広報部が18日、明らかにした。
新日石がロシアから輸入する量は200万バレルで、同社の原油処理量で2日分に相当する。購入先は欧米系の国際石油資本(メジャー)で、11月中旬に出荷する予定。日本到着は12月下旬を見込んでいる。
原油輸送は、黒海までパイプラインで運び、地中海で大型タンカーに移し替える。また、ルートは南アフリカの喜望峰を経由するため、中東産原油の輸送日数と比べ2倍近くかかり、コストも膨らむ。
ただ、中東原油の代表的な価格である石油輸出国機構(OPEC)の7油種平均価格は、1バレル当たり28ドル近辺で高止まりしており、ロシアから輸入しても採算に合うとしている。
新日本石油の株価終値(17日)は前日比14円(2.9%)高の490円。