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小泉純一郎首相は17日夕、日本経団連など経済3団体が都内のホテルで開いた「小泉改革を支援する1000人の集い」で講演し、数兆円の補正予算を組むべきだとの声が盛んに届けられたと述べたうえで、「財政出動して景気が回復するかというとそうではない。数兆円の財政出動をして景気が回復するものではない」との考えを示し、「私は王道を行く」と述べた。また「今国会では補正は提出しません」とあらためて強調した。
首相は、欧州連合(EU)では、財政赤字が国民総生産(GDP)に占める比率が3%程度になっていると指摘し、仮に日本がEUに参加しようとすれば、「来年度は国債発行を15兆−16兆円程度削減しないといけないと指摘。「必要な金は出さざるを得ないが、将来を見据えて今、改革を進めていかなければならない」と強調した。
民間金融機関は「官僚的」と痛烈批判
一方、首相は民間金融機関の経営姿勢を痛烈に批判。「民間(金融機関)がやらないから、仕方ないから、政府(系金融機関)がやっている(部門がある)。(民間金融機関は)官僚化していると思う」と指摘。「民間金融機関は反省する必要があると思う」と述べるとともに、政治家も金融機関の「尻馬」に乗っていることを「反省しないといけない」と語った。
さらに民間金融機関に、「やるべきところを、もっと意欲を持ってやっていただきたい。もっと努力していただきたい。経営体力をもっと強化していただきたい」と注文を付けた。
日朝交渉は予定通り
一方、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が米国との合意に反して核兵器開発を密かに進めていたことが分かり、日朝国交正常化交渉の再開が難しくなったとの見方に対しては、「29日に日朝(国交正常化)交渉を再開します」と明言。「米国、韓国と協力しながら、安全保障上の不安を払しょくするよう、北朝鮮に働き掛けていく」と語った。