現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
帝国データバンク、東京商工リサーチ(TSR)が15日発表した2002年度上半期の企業倒産件数は、それぞれ前年同期比0.2%減の9642件、同1.3%増の9543件といずれも高水準となった。それぞれ戦後4番目、5番目に悪い数字で、うち上場企業倒産は13件と上半期としては過去最悪だった。破産など法的処理が急増しているのが特徴で、「金融機関が不良債権処理を進める過程で企業を選別する動きが強まっている」(帝国データバンク)ことが背景にあるとみられる。今後も不良債権処理の加速、株価低迷などで倒産は「月間1500件前後で推移する」(TSR)見通し。
負債総額は、帝国データによると6兆1449億3400万円で、前年同期比15.2%減った。TSRでは6兆737億5600万円で、同19.0%減少。破産がそれぞれの調査で約35%、約42%と急増している。金融機関の意向を反映しているほか、東京地裁が「法人少額管財手続き」を新設した影響もある。信用収縮で手形取引が減ったため、不渡りが減っている側面もある。
(15:02)